院長ブログ BLOG
歯石ってどうしてとらないとならないの?

富士市 歯科医院 ひだまり歯科クリニック 院長 勝又です。
今日はよく聞かれる歯科の情報をお話ししていこうと思います。
歯石ってどうしてとらないとならないの??
なぜ歯石をとらないとならないのか?しかも定期的に?と考えている人も多いのではないでしょうか?
歯石とは歯の周りについている石のようなものです。唾液に含まれるミネラル成分(カルシウム)によってプラーク(歯垢)が石灰化したものです。
歯石があると・・・
★歯石が歯周ポケットにつまってしまうことで、歯ブラシがきれいに当たらなくなってしまいます
★歯石はざらざらしているのでばい菌のすみかになってしまうので歯周病が進行してしまいます
歯石を取るにはどうすればいいの?
①まずは歯の表面の歯石を取り、歯茎を引き締める(毎日のブラッシングが重要!!)
②引き締まってくると深い部分にある歯石が見えてくる
③それを何回もかけて少しずつ取り除く。麻酔をしたり、歯茎を切ることもあります。
④歯石を取った後は歯茎が引き締まったのかどうかを歯周ポケットの深さを測って検査をし、改善したかをチェックします
というように、非常に手間と時間がかかります。
歯石を何度も取るんだけど一回で取ってほしいんだけど・・・
→ 一回で歯石がとれるわけではないのです
歯科医院側がしっかりこういった経緯のある治療の説明をしっかりしていくことが大切です。
患者さん側も『あそこの歯医者は何度も歯石をとって・・・』なんて思わないでくださいね♪
そういった歯医者さんはむしろ真剣に患者さんの歯周病を治そうとしているのだと思います。
定期的にってどれくらいで行けばいいの?
一般的に3か月に一度といわれていますが、これは歯茎がしっかり治った方の場合です。
歯茎が引き締まっていなく、深い歯石がまだ残っていたり、歯肉に腫れが残っている方は3か月もあけてしまうとどんどん歯周病が進んで行ってしまいます。
まずは歯茎がしっかり引き締まって深い歯石がなくなるまではもっと短いスパンで治療していかないとなりません。
歯周病の治療は歯科医院と患者さんの二人三脚の治療が必要です。
歯石をとって→しっかり磨いて→また歯石をとって の繰り返しですから^^
歯周病でお困りの患者さんは、かかりつけの先生の話をよく聞いて、2人3脚で、どういうように磨くと効果があるのかなど、よく相談して効果的な治療を目指してくださいね^^